IT界隈の諸行無常

この数日間、ブログを開設するためにパソコンとにらめっこしている真っ最中です。去年までの15年間は仕事でPCを使ってきましたが、主にOfficeソフト(WordやExcelなど)を使っていました。なので、最近のネット環境の変化には目を白黒させています。

Apple Macintosh Performa 575

わたしは1994年ごろからパソコンを使い始めました。当初はアップルのMacintosh Performa 575というディスプレイ一体型のMacを使っていました。このMacをモデムを介して電話回線に繋ぎ、インターネットに接続していましたが、当時は料金が高く、5分程度接続しては切るということを繰り返していました。もう30年前の話です。「10年ひと昔」と言いますが、3昔前のことになるわけですね。懐かしいというより、もはや化石レベルの話です。

現在では、インターネット接続の方法も光回線、ADSL、CATV、モバイル回線など多様化し、使用場所や状況に応じて選ぶことができるようになりました。何より家庭でもWi-Fiによる無線通信で常時接続が当たり前になっている点が大きな変化です。もうピーヒョロヒョローという電話回線の音を聞かずに済むのは、耳にも優しい時代ですね。

Macintosh Performa 575は内蔵ハードディスクが250MBしかなく、フロッピーディスクと2倍速のCDドライブが付いていました。OSは漢字Talk 7.1で、確かMacOS 8くらいまではバージョンアップできたはずです。今から思うととんでもなく貧弱なマシンでしたが、それでもPhotoshop 5.0で写真を編集し、Illustrator 5.5でイラストを描いていました。

当時一番使い込んだソフトはFileMaker Proというカード型データベースソフトで、大学時代にはこれで何百枚もの研究カードを作っていました。しかし、今はPCのOSレベルでの検索機能が強化されたおかげで、ローカルマシン内でもネット上でも書類の中まで検索できるので、データベースを作らなくても良くなり、研究カードや論文なら全てプレーンテキスト保存で良く、その方が安上がりだったりします。あの頃の苦労は何だったのでしょうね。

また、わたしは2010年9月からGoogleが提供する「Blogger」という無料ブログツールを使って、「Hata3’s Photo Haiku」という英語と日本語併記の俳句ブログを運営しています。このブログは、一枚の写真に日本語と英語の俳句を一句だけつけて一つの記事として公開するというアイデアでした。このアイデアを実現するのにBloggerというサービスはうってつけだと思ったのです。しかし、2020年4月に最後の俳句を投稿した後、ここ数年はほとんど手をつけず放置していました。

もしご興味があればご覧いただきたいのですが、今、見直してみるとBloggerというサービスが少し貧弱で、今の時代には合わなくなっていると感じました。Googleが提供しているため安心感があり、完全無料で初心者にも使いやすいのですが、ブログ形式に限定され、デザインにこだわったり、手の込んだホームページを組み込んだりすることができません。現在、私の俳句ブログも寂れた感じが強くなっているので、閉鎖を検討しているくらいです。あの頃の「わたしのブログ、カッコいい!」という自己満足はどこへやら。

今回、このブログはWordPressというCMSを使っています。ここ10年ほどのブランクがあったものの、かつてはMovable Typeというブログ用のCMSを使っていた経験があり、特に大きな問題もなく設定を進めることができました。1990年代にはHTMLやCSSをテキストエディタで手動で書いていたので、WordPressのようなブラウザ上で動くブロックエディタでの編集は隔世の感があります。

かつてブログといえば個人の日記や備忘録のような使われ方が普通でしたが、本格的なCMSに進化しており、今では個人や士業の方々の営業販促ページや企業の商品カタログ、eコマースにも使われるようになっています。最近では、AIによるフィードバックを得られたりもして、まさに今も進歩を続けているのだと実感します。そのうちAIがわたしのブログ記事に「もう少しユーモアが必要です」と文句を言ってくる日も近いかもしれませんね。

「すべての物事は常に変化し、一定の状態にとどまることはない」という「諸行無常」の見解は仏教の根本教義の一つですが、まさにIT界隈の状況は「諸行無常」の見本と言えますね。次はどんな変化が待っているのか、楽しみ半分、不安半分です。

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