shallow focus photography of yellow sunflower field under sunny sky

ひまわり咲いてます

ここ数日は、曇りのち晴れという天気が続いています。梅雨らしい鬱陶しい毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。わが家の花壇では、向日葵(ひまわり)の花が咲き始めました。

大輪のひまわりは、夏花壇の主役ともいえる花。昭和の時代に育ったわたしたち世代は、誰もが小学校の理科の時間で育てたことがあるのではないでしょうか。そのせいもあり、ひまわりの花を見ると子供時代の夏休みを思い出し、懐かしく嬉しい気持ちになります。私たちが子供のころのひまわりといえば、花びらが小さくて中心部分が大きく、背が高い品種しかなかったように思いますが、最近では様々な品種が出回っていて少し驚いています。

ひまわりの花

ひまわりはキク科ヒマワリ属の一年草で、7~9月が開花期です。別名でヒグルマ、ニチリンソウ、サンフラワーとも呼ばれるそう。100種類以上の品種があるといわれ、草丈は30cmくらいの矮性種から3mにもなる高性種までさまざまです。

一般的な一重(ひとえ)咲きのほかにも、たくさんの花びらがついた八重(やえ)咲き、その中間の半八重(はんやえ)咲きの花もあります。花は、キク科特有の「舌状花(ぜつじょうか)」と呼ばれる周囲の花弁と「管状花(かんじょうか)」と呼ばれる中心部分から成り、開花後は管状花が変化して種(たね)を作ります。

ひまわりの原産地は北アメリカで、紀元前1500年ごろから栽培されていたそうです。古代インカ帝国では太陽神のシンボルとされ、以来ペルーでは国花とされています。16世紀ごろにスペインをはじめとするヨーロッパ各地へ広まり、やがてロシアや中国へ伝わりました。

日本へ伝来したのは1660年代ころで「丈菊(じょうぎく)」や「天蓋花(てんがいか)」などと呼ばれ、後に「日廻(まわ)り」に変化したそうです。漢字の「向日葵」はもともと中国語で、アオイ(葵)科の花が日光のほうを向いて咲くことに由来するのだそうです。

わが家のひまわり

今年、わが家の庭で咲いているひまわりにはいくつかの品種があります。ひまわりを代表する品種「太陽」(タキイ種苗)のほかに、花色や大きさ、一重・八重、草丈の異なる様々な品種を集めた「バラエティー・ミックス」(サカタのタネ)という種のセットを春先に蒔いたのです。

ひまわりの種(袋)

「バラエティー・ミックス」の袋には、含まれている品種名までは印刷されておらず、それぞれの品種名が気になったのでインターネットで調べてみました。しかし、素人の私にはちんぷんかんぷん。サカタのタネのホームページでは品種の詳しい説明はありませんし、そのほかの種苗メーカーも会社ごとに品種の紹介の仕方が違うばかりか、似たような花を違う名称で販売していたり、今シーズンの分はもう販売終了していたりするので、品種を特定することは諦めました。

以下にわが家の花壇に咲いているひまわりを紹介いたします。

まず、右写真の向日葵(ひまわり)は、草丈30センチメートルくらいの矮性種です。花色は向日葵らしい黄色ですが、芯の部分は少し小さめ。花の大きさも10cmくらいと小さめです。切花にしても花持ちがよく、うちでは一週間くらいはもってます。

レモン色のひまわり

今一番多くわが家の庭に咲いているのが、レモン色の花弁の向日葵(ひまわり)です。草丈は160~170cmくらい。花は大きいもので15cmくらい、小さい花は10cmくらいと様々です。花の芯は黒色で、ほとんどの花が太陽が登る東の方向を向いて咲いています。

次は、オレンジ色の花弁に緑色の芯がすっきりした印象の向日葵(ひまわり)です。こちらは背が高くて、170cmくらいはありそうです。花の大きさは18cmくらいあります。

すっきりした姿のひまわり
ひまわり「太陽」

こちらは向日葵(ひまわり)の代表的な品種の「太陽」かと思われます。花色は濃い黄色で、芯は黒ですが、周囲に黄色い蕊が密集しています。草丈160cmくらいです。花の大きさ10~15cmくらいです。

黄色い花弁に褐色の花色が乗り印象的な向日葵(ひまわり)です。褐色の部分は、濃いものも薄い色のものもあります。草丈は1mくらい、花の大きさは10~15cmくらいです。

褐色の花色のひまわり
褐色の大輪のひまわり

上の品種より大きな花で、ほとんど褐色の向日葵(ひまわり)。草丈は高く160~170cmはあり、花も15cm以上あります。中心は黒く盛り上がっています。黄色の印象が強い向日葵の中にあってよく目立ちます。

こちらは八重咲きというのでしょうか、クシャクシャっとした花弁が印象的な向日葵(ひまわり)です。花はそれほど大きくなく、10cmくらい。花弁と中心部分の区分が曖昧で、ほぼ全体が花弁のようにも見えます。草丈もそれほど高くなく、120~150cmくらいです。

八重咲きのひまわり

芸術作品のひまわり

向日葵(ひまわり)の品種には「モネのひまわり」というものもあるようですが、ひまわりの花といえば、ゴッホのひまわりの絵を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ひまわりを描いた画家としては、そのほかにアンリ・マティス、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレなどもいます。これらの画家については、こちらのページで紹介されています。多くの画家がひまわりの花をモチーフとして選んでいるのは、大輪の花が持つ強烈な印象が、生命力やエネルギーの象徴として彼らを魅了しているからかもしれません。

そのほかに「ひまわり」といえば、私は小学生低学年の頃にテレビの映画番組で見たソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』を連想します。子供だった私にはその意味がよくわかりませんでしたが、最後のシーンで地平線の向こうまで一面のひまわり畑にソフィア・ローレンが立って、別れた元夫が乗る列車を見送るシーンが脳裏に焼きついています。

このシーンのロケ地は、ソビエト連邦時代のウクライナ地方ポルタヴァ州だそうです。ウクライナの国花は「ひまわり」なのです。美しい穀倉地帯を舞台に、戦争によって引き裂かれた夫婦の悲哀を描いたこの映画は、21世紀の今も続く戦争の理不尽さを物語っています。地球上のあらゆる場所から悲惨な戦争や紛争が根絶され、かの地に向日葵(ひまわり)の花が咲き続けることを願ってやみません。

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