野菜畑全景

自然農の畑に挑戦

今日は、わたしの野菜畑についてお話しします。

以前の記事「わたしのログハウス」で紹介したH氏から譲り受けた土地には、畑も含まれていました。この畑はログハウスより高い石垣の上にあるので、わたしは「上の畑」と呼んでいます。広さは約120㎡で、南北に細長い地形です。一番北端には柿の木が一本植えられています。

前の所有者のH氏は、肥料や堆肥を使う慣行栽培で長ネギなどを育てていたようですが、わたしはこの場所を自然農の畑に切り替えることにしました。農薬や肥料を使わず、耕すこともない不耕起栽培で、残留農薬などを心配することなく、安心して食べられる野菜を育てるのが目標です。

2月、畝立て前の畑の全景。畝を立てる場所の目印に女竹をさしています

まず、畑のプランとして幅1m、長さ4mの畝を50cm幅の通路を挟んで3列 × 3行で作ることにしました。地面を測量し、畝になる場所の四隅に目印として女竹を刺します。次に草を刈り、草の根を引き抜き、整地します。前の所有者が堆肥などを使って育てていた土なので、余計な堆肥を加えずにそのまま畝を立てることにしました。

畝とは、周囲より土を一段高く盛り上げた、野菜が育つベッドのことです。自然農の畑では、一度畝を立てたら、以後は耕さずに畝を修復しながら野菜を育てます。畝を立てることで、作物が土中で根を張るスペース(作土層)を十分確保でき、水はけや通気性が向上し、土が温まり、土壌微生物の活動が活発になります。また、作業もしやすくなります。

一番北側の予定地から畝立て作業を始めました。通路の土をスコップで20cm~30cmほど掘り、畝に盛り上げます。次に、盛り上げた土を平らにならし、表面を保護するために枯れ草を敷きます。作業は2月初めから3月の半ばまでかかりました。自然農の畝作りは、最初の一度きりの作業なので、時間をかけてきちんと作っておきたかったのです。

2月後半、北側から2段目まで畝を立てました。手前の女竹まで、3段目の畝を立てる予定

3月には自分で種を蒔いてポット苗を作り始めましたが、畑に定植できる大きさの苗に育つにはまだ気温が低く、期間が短すぎました。4月には、一部の畝にホームセンターで購入した野菜の苗を植えることにしました。ポット苗を自分で適切な時期に準備するには、小さくても良いので専用のビニールハウスなどが必要になりそうです。

5月初旬のキャベツ畝。奥には市販のポット苗を植えています。手前の小さな苗は自分で種から育てたポット苗

5月には、残りの畝に自分で育てたポット苗を植え、畑らしくなってきました。カバー写真は6月の野菜畑の様子です。一番奥の畝3列は写真には写っていないですが、トマト、ナスと枝豆、ピーマン類とツルありインゲンが植えられています。真ん中の畝は左2列にキュウリ、右がカボチャ、手前の畝には葉ネギとレタス類、キャベツとリーフレタス、小カブとニンジン、大根が育っています。キャベツは3種類の品種の苗を試しています。それぞれの畝の脇には草が生えており、これを刈り取って畝の上の作物の脇に草マルチとして敷いていきます。

7月に入り、毎日食べごろを見計らって少しずつ収穫します。この日は、ロメインレタス、キュウリ、インゲン、スナップエンドウ、ナス、シシトウ、ミニトマトを収穫しました

6月後半から7月にかけて、それぞれの野菜が収穫時期に入ってきました。肥料を使わない自然農の畑では、通常の畑より生育期間が長くなりがちですが、その分自然な強さをもった美味しい野菜が収穫できます。毎日畑の様子を見て、草を刈ったり、余分な枝を整えたりしながら、収穫を楽しんでいます。家内に「そんなにたくさん穫ってきても食べきれないでしょ」と文句を言われながらも、食卓に上がる自分で育てた新鮮な野菜たちを堪能する毎日です。

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