今年の山梨県(関東甲信地方)の梅雨入りは6月21日ごろと発表され、平年より2週間遅れました。梅雨明けはまだ発表されていませんが、平年であれば7月19日ごろとなっています【参考】。つまり、現在はまだ梅雨の最中なのです。
しかし、毎日雨が降るわけでもなく、日中の最高気温が35℃を超える日もあり、真夏のような陽気で梅雨のことを忘れそうになりますよね。皆さま、どうぞ熱中症にはくれぐれもご注意いただき、体調管理に十分お気をつけください。
さて、梅雨の時期に咲く花といえば紫陽花(あじさい)です。青や紫、ピンク色の花を咲かせ、雨に打たれながら色を変えて、わたしたちを楽しませてくれる紫陽花は風情に満ちた花。鬱陶しい雨の季節に健気に咲く紫陽花は、多くの神社仏閣や庭園の初夏を彩る日本を代表するお花といえるでしょう。

紫陽花はアジサイ科アジサイ属に分類される落葉低木で、花は外側の装飾花と内側の小さな両性花から成り立っています。日本原産の紫陽花には、現在50以上の多様な品種があるともいわれ、大きく分けると「ガクアジサイ」と「ハイドランジア」の2種類に分類されます。



「あじさい」といえば一般的には両性花が装飾花になったホンアジサイのことを指しますが、ガクアジサイやヤマアジサイといった日本原産のアジサイ属の総称としても用いられます。ガクアジサイは、一般的にイメージされる丸い形ではなく、平たい形の花です。



一方で現在一般的に見られる「あじさい」は西洋種である「ハイドランジア」で、日本固有種であった「ガクアジサイ」を西洋で品種改良し、大正時代に日本に逆輸入されたものなのだそうです。多くの方が「あじさい」と聞いてイメージする丸いぼんぼりのような形をしている「ハイドランジア」は、大部分が装飾花です。
どちらの品種も、「土のpH値によって花の色が変わる」アジサイの特徴は変わりはなく、土壌が酸性であれば青い花、アルカリ性であれば赤い花をつけるのだそうです。
わたしたちは、東京世田谷に住んでいた頃から庭に紫陽花を植えたいと思っていましたが、お互いの好みの品種が違ったり、家内がピンク色の花を好まなかったりして、なかなか実現できませんでした。しかし、ここ山梨県甲州市に移住してから、白い花がこんもりと咲く「アナベル」と呼ばれる品種を見かける機会が多くあり、この品種ならわが家の庭にも合うのではないかと意見が一致したのです。
アナベルはアジサイ科アジサイ属に分類される落葉低木で、北米原産のアメリカノリノキを改良してできた園芸品種だということです。6~9月頃に直径20~30cmの大きな白い花を咲かせます。花色は初めは緑がかっており、次第に白く変わる様子は清楚で爽やかな印象を与えます。和風・洋風どちらの庭にも合うでしょう。

植えたばかりのわが家のアナベルはまだ草丈30センチほど
そこで、市内のホームセンターでアナベルの苗を見つけ、早速購入。わが家の庭に植えました。現在はまだ小さなポット苗のままで貧弱ですが、数年後には見応えのある大株に成長してくれることを願っています。